マティルにパソコン教室を見せられてすっかり「スラム街」のイメージが崩壊した。またマティルは道なき道。ゴミがあふれ返り日の光も届かぬ真っ暗な居住区内を練り歩く。一同は前の人のTシャツを掴んではぐれない様にしながら必死で後を追った。相変わらず部…
やっとマティルがすっかり怯えた10人の方に振り返って説明を始めた。 家と家の間隔が開けて少し緊張が解けた。さっきまでは、いつ横からかっさらわれても誰も気づけない様な狭くて暗い小道を歩いてきたからだ。こんな所で殺されたら絶対に発見されないだろう…
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